新卒エンジニアに聞いた、入社1年目のリアル。若手でもチャレンジができる開発環境とは
経験豊富なプロフェッショナル人材だけでなく、新卒社員も多く在籍するライトフライヤースタジオ。若手のうちから大きなプロジェクトを任せ、ベテラン社員がそれをバックアップする、チャレンジできる環境づくりに力を入れています。
どのようなバックアップ体制があるのか。具体的にはどのようなプロジェクトを任せてもらえるのか。2023年度新卒入社の2名に聞きました。
京都大学理学部卒。学生時代から、ライトフライヤースタジオにインターン生としてジョイン。サーバーエンジニアとして『ヘブンバーンズレッド』(以下、『ヘブバン』)に携わり、その後『転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚(まおりゅう)(配信:株式会社バンダイナムコエンターテインメント)』(以下、『まおりゅう』)、『アナザーエデン 時空を超える猫』を担当。入社後は『まおりゅう』のサーバーエンジニアを務める。
東京大学法学部卒。内定者アルバイト時代、『ヘブバン』のクライアントエンジニアとして携わる。入社後も同タイトルにてクライアントエンジニアを担当。現在は、UIを中心とした、アウトゲームの実装など幅広く担当する。
スムーズにチームに馴染める、ムードと制度
── お二人とも運営中のタイトルに途中から参加していますが、スムーズにチームの仲間と打ち解けられたのでしょうか?
檜垣基本的に、部署全体がウェルカムな雰囲気で、そこまでチームの仲間と打ち解けるのに苦労はしませんでした。クリエイティブ系の職場は、自分の仕事に没頭する職人っぽい人の多いイメージがありましたが、気さくに話しかけてくれる人が多かったです。
村上『ヘブバン』チームにも歓迎ムードがありましたね。そのうえで、「雑談部屋」と呼ばれるオンライン上のルームが開放されており、私の場合はそこで、色々な先輩とお話ししておりました。
── 雑談部屋ですか!具体的には、どのような話をするのでしょうか?
村上なんでも気軽に話せるので、話題は多岐に渡ります。業務に関わる相談はもちろん、最近ハマっているもの、スーパーで買った美味しいおつまみなど、とにかくなんでも話します。
── 同じ部署の仲間たちと、気軽に話せる雰囲気があることは分かりました。既存のプロジェクトへスムーズに入っていける、具体的なサポートはあったのでしょうか?
檜垣ありましたね。
基本的にライトフライヤースタジオでは、新卒入社社員一人ひとりに、上長とは別でメンターをつけてもらえ、分からないことはなんでも聞けます。私の場合、週に1回、上長とメンターそれぞれに30分ずつ1on1の時間をもらい、1週間の振り返りや業務上の困りごとの相談をしました。加えて、毎日朝と夕方にチームメンバーの集まる時間があり、そこで進捗報告や相談をしていました。
村上私も基本的なルーティンは同じですが、メンターや上長との1on1は月に1回で、そのぶん毎回1時間、しっかりと話をしていました。
── 1on1では、どのような話をするのでしょうか?
檜垣私の場合、業務の話は3割で、最新技術の話をすることが多かったですね。「今はこんなやり方が流行っているけど、うちでもその技術を導入できないか」という話をしていました。他にも、今後のキャリアについての相談やプライベートの話まで、幅広くさせてもらっています。
村上私も1on1では、色々な話をします。業務に関する相談が多いですが、最近は『ヘブバン』グッズが新発売されるニュースで盛り上がりましたね。
『まおりゅう』2周年イベントをメインで担当し、成長を実感
檜垣さんは入社1年目から、『まおりゅう』の2周年イベントにて、メインのサーバーエンジニアを任されたそうですね。具体的に、どのような役割を担当したのか教えてください。
檜垣2周年イベントでリリースする新キャラから新シナリオまで、複数の大型実装にメインのサーバーエンジニアとして携わりました。
一般的にライブサービスゲームの周年イベントは、お客さまに喜んでいただくうえで非常に重要です。『まおりゅう』も新キャラ、新クエスト、新シナリオ、新機能の追加など、ゲームを盛り上げる様々な取り組みが企画されていました。それらのすべての実装を、多くの仲間に助けてもらいながら、やりきりました。
『転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚』まおりゅう 2周年告知PV
※動画内のキャンペーンはすでに全て終了しております。
── 入社1年目にしては、非常に規模の大きなプロジェクトを任されたかと思います。どのような経緯で、檜垣さんが担当することになったのでしょうか?
檜垣自分から「やりたいです!」と手を挙げて、任せてもらいました。とくに周りと比べて経験やスキルがあったわけではありませんが、ありがたいことに「それなら任せてみるか」と言ってもらえました。
── 大事なプロジェクトを任されることにプレッシャーは感じなかったのでしょうか?
檜垣プレッシャーはありました。とくに、未経験のチャレンジのなかで、必要なタスクをすべて網羅できているのかが不安でした。不安を消すために、チームの仲間はもちろん、他部署の仲間にも、分からないことを片っ端から聞いて回りました。どの方も快く受け入れてくれ、前提知識から丁寧に教えてくれ、そのおかげで無事にリリースまでたどり着けたと思っています。
── 大変だったと思います。なぜチャレンジしたのでしょうか?
檜垣早く一人前になって、仲間の役に立ちたいという想いが強く、チャンスは逃さないと決めていたからです。難しいチャレンジでも挑戦をすることで、自分を成長させられると思いました。
── プロジェクトを通して、成長ができたと実感した部分はどこなのでしょうか?
檜垣いくつもありますが、とくにサーバー実装に関する基本的なスキルを一通り習得できたことは大きな成長でした。また、「周年イベントができたのだから、他の業務もできるよね」という自信も手に入れられました。
専門的なスキル以外にも、仲間と一緒に大きな仕事をするための心構えが身についたと感じています。これまでは、「スキルアップ」=「一人前」ととらえているところがありました。しかし、本当に良いものをつくるには、仲間の存在が不可欠です。仲間が安心して業務を進められるための準備やコミュニケーションができて、はじめて一人前だと思うようになりました。
1年目から、チームを率いる経験を積み、仕事への向き合い方が変わった
── 村上さんは、入社1年目から『ヘブバン』のコンテンツリニューアルにおいて、エンジニアのリーダーを任されました。具体的に、どのような役割を担当したのか教えてください。
村上私が担当したのは、土日限定で出現していた高難易度コンテンツ『異時層』を、常に挑戦できるようにする改修作業です。お客さまが『異時層』に辿り着く動線からつくり直して、大幅なUIの修正が必要でした。私以外に4名のクライアントエンジニアが業務にあたり、私はそのリーダーとして、自分の作業と合わせて、仲間の進捗管理や他部署との相談窓口を担いました。
── 入社1年目から、大規模リニューアルのエンジニアのリーダーを任されたわけですね。どのような経緯でチャレンジすることになったのでしょうか?
村上私の場合は上長から「やってみないか?」とオファーを受けたのがきっかけでした。話をもらった直後は正直なところ、引き受けるか迷いました。入社1年目で、自分よりスキルも経験もある先輩方をまとめながら、プロジェクトを成功に導けるのか不安だったのです。
最終的に引き受けることにした理由は、檜垣さんと似ていて、貴重な機会を逃したくないという想いからでした。この規模のリニューアルは年に数回しかなく、今回のようなチャンスが次にいつ訪れるのか分かりません。多くのお客さまの喜びに携われるチャンスを逃したくないと思いチャレンジを決めました。
── チームをまとめられるか不安を感じていました。実際は、スムーズに進めることができたのでしょうか?
村上いえ、最初はやはり大変でした。チームで進める場合、それぞれがお互いの作業内容を把握できていないと、手戻りや重複が発生してしまいます。実際に一度、コミュニケーション不足が原因で、業務のやり直しが発生しました。
それからは、二度と同じことが起こらないよう、状況共有を徹底しました。それぞれの仲間が何に取り組んでいて、どのように進めようとしているのか、共有する時間を追加でつくり、後から共有内容が見返せるようドキュメントにまとめたのです。その結果、大幅な手戻りが発生しなくなり、スムーズに業務を進められるようになりました。
── プロジェクトを通して、成長ができたと実感した部分はどこなのでしょうか?
村上私も、多くの成長を実感していますが、とくに大きかったのは、情報共有の重要性について実感できたことです。普段から自分の考えを言語化し、周りの仲間に共有をする癖がつきました。
また、これまでよりも堂々とした立ち振る舞いを意識するようにもなりました。きっかけはプロジェクト中にメンターからかけてもらった言葉です。どこか自信なさげだった私に「堂々としている方がコミュニケーション取りやすいよ。万が一間違っていても、すぐに修正すれば問題ない」とアドバイスをいただいたのです。そこからは立ち振る舞いを変え、その結果、業務が以前よりスムーズに進められるようになったと感じています。
若手のうちから、「新しい驚きを、世界中の人へ。」与えられる会社
── 最後に、ライトフライヤースタジオで働くことに興味をもっている方々に向けて、何かメッセージがあればお願いします。
村上ライトフライヤースタジオは、ものづくりに対してひたむきで、仲間と積極的にコミュニケーションを取りながら良いものをつくろう、という思考性の人が集まっている会社です。自分にない考え方を吸収しながら、最高のゲームをつくりたいと考えている人にはぴったりな環境だと思います。
檜垣同感です。ライトフライヤースタジオは、1つのプロダクトを100名以上の仲間と一緒につくりあげます。それだけ仲間との連携力を求められることは間違いありませんが、実は自分一人の仕事がタイトルに与える影響も大きいです。今回のように大規模なプロジェクトを任される機会も多く、自分がお客さまに喜びを生み出せる量は、イメージするよりもずっと多いはずです。
ライトフライヤースタジオには、若手のうちから活躍できる環境があります。世界中の多くの人に、ゲームを通して感動体験を届けたい方は、ぜひ一緒に未来を築きましょう!