一人ひとりの人生に寄り添い、良い組織をつくる。ライトフライヤースタジオのマネージャーとしてのやりがい【ゲームデザイナー編】

ライトフライヤースタジオのマネージャーインタビュー第3弾。今回は、ゲームデザイナー編ということで、Game Designグループのマネージャー3名に話を伺いました。マネージャー就任時の心境、メンバーマネジメントで大事にしていることなど、ざっくばらんに聞いています。ライトフライヤースタジオでマネージャーとしてのキャリアを考えている方は、ぜひ自分の活躍を想像しながらお読みいただければと思います。

和田 陽平
スタジオ本部 第1スタジオ部 Game Designグループ Game Design4チーム マネージャー

サーバーエンジニア、プランナーを経て2022年、ライトフライヤースタジオにジョイン。現在はリードプランナーとして『転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚(まおりゅう)(配信:株式会社バンダイナムコエンターテインメント)』に携わりつつ、マネージャーとして従事。

尾上 之朗
スタジオ本部 第2スタジオ部 Game Design1グループ シニアマネージャー

20代からゲーム業界を中心に複数の企業を経験し、2022年ライトフライヤースタジオにジョイン。入社から一貫して『ヘブンバーンズレッド』を担当し、進行管理、マネージャーを経て、現在はシニアマネージャーとして従事。

最上 紗也子
スタジオ本部 第3スタジオ部 Game Design1グループ Game Design1チーム マネージャー

2020年、新卒入社。ライトフライヤースタジオでは、ゲームデザイナーとして『アナザーエデン 時空を超える猫』に携わり、2024年からマネージャーとして従事。

タイトル愛の強いメンバーが多い職場環境

── ライトフライヤースタジオにはどんなタイプのメンバーが多いですか?

尾上自分たちが携わるゲームと真摯に向き合っている方が、職種問わず多い印象です。
私はライトフライヤースタジオにジョインするまでに複数の企業に勤めましたが、これほどまでに「どうすればもっとゲームが面白くなるか」とチーム全員が考え、コミュニケーションを取り合っている会社は他にありませんでした。プランナー、デザイナー、エンジニアなど職種に関係なく、誰もがフラットに意見を出し合い、ブラッシュアップしていく文化があります。
また、家族を大切にしていたり、趣味でいろいろな活動をされていたりしている人が多いです。仕事だけに専念するというよりは、人生の柱をいくつももっており、そのうちの1つが仕事、という方が多いのではないでしょうか。

最上私も、自分のつくるものに対して熱量が高く、真摯に向き合っている人が多い印象です。
開発では定量的な数字も大事にする一方で、「どうすればもっと心を震わせる体験になるか」といった直感的な受け取り方についても追求をしています。
メンバーの熱量の高さが表れている一例として、アートコンテストへの自主的な参加があります。『アナザーエデン 時空を超える猫』(以下、『アナデン』)では定期的にアートコンテストを開催しており、毎回イラスト、音楽、動画、立体作品などアナデンに関する幅広い種類の作品を、日本に限らず世界からもたくさんの方に応募いただいています。

最上社内のメンバーはお客さまと同じ枠で応募することはできませんが、それでも毎回、自分の作品をシェアする人は多いです。アートのメンバーがイラストを書いたり、エンジニアのメンバーが曲の演奏をしたり、シナリオチームのメンバーがコスプレを自作したりと職種を跨いで、それぞれのメンバーがそれぞれの楽しみ方をしています。

実際に社内メンバーがつくった作品「白いモフモフ達」。作品はXアカウント「公式スタッフアカウント@アナデン」でも紹介されている。

和田私もプロダクトに対する熱量の高い人が多い印象をもっています。遊んでくれるお客さまのことを強く意識しながら、良いものを届けたいという気持ちで仕事をしている人が多いです。開発が進行していく中で「もっとこうすればよくなる」というアイデアがあれば、柔軟に対応するスタンスのメンバーが多いです。

一人ひとりのメンバーに寄り添う、マネジメントのあり方

── 最初にマネージャーを打診されたときの心境はどうでしたか?

最上私は最初から、自分の職種でスペシャリストになるよりは、マネージャーとしてチームをもつことに興味があり、会社にも伝えていました。とはいえ、最初にオファーをもらったときは「こんなに早く!?」と驚きましたね。他に職歴が長いメンバーも多いなかで、周りから頼りないと思われないだろうかと不安な気持ちもありました。
それでも、他のマネージャーや、部長に相談をするなかで、少しずつ不安は払拭されていきました。とくに印象に残っているのは「マネージャーと他のメンバーに立場の上下はない。たまたま最上さんが、マネジメント業務が得意だから任されているのですよ」という言葉でした。たしかにそうだと思い、変に気負うことがなくなりましたね。

尾上私の場合、ライトフライヤースタジオにジョインするタイミングで「マネージャー候補として採用している」と言われていたこともあって、実際にオファーをもらったときも、とくに驚きはありませんでした。

ただ、昔からなんとなく「偉そうなおじさん」にはなりたくないと思っており、それだけは気をつけようと思っていました。いざマネージャーとして働き始め、周りを見渡すと、私がなりたいタイプのマネージャーばかりで安心しました。どの人も変に偉ぶることなく、自分の役割をまっとうするために必死でしたね。マネージャーだからと楽ができない環境ではありますが、私にとっては非常に心地良いです。

和田私は前職でマネージャーを経験していたこともあり、オファーされたとき不安に思うことはありませんでした。ただ、リモートワークが始まったことで直接顔を見たことがない人もチームメンバーにはいて、スムーズにコミュニケーションが取れるかどうかは不安でしたね。とはいえ、チャットツールでコミュニケーションを重ねたり、定期的な1on1で悩みの相談を受けたりするうちに徐々に信頼してもらえ、すぐに関係性構築ができました。

── メンバーをマネジメントする際に、大切にしていることを教えてください。

和田チームメンバーからの信頼を獲得することです。そのために、なるべく手本となる仕事の仕方を心がけています。また、私自身が仕事を進めるうえで感じている悩みや、チームに対する課題感をメンバーに伝えることも意識していることの一つです。メンバーからアイディアをもらい、多様な視点で問題解決を進めることはもちろん、チームメンバーも私に悩みを打ち明けやすい雰囲気ができると思っています。

尾上私はポジショントークをしないことを大切にしています。上からものを言わず、一人ひとりのメンバーに誠実に寄り添うことを意識しています。私自身、入社したときについてくれたメンターから寄り添ってもらえ、おかげで非常に仕事がしやすかったことを覚えており、そのときの再現ができればと思っています。
とくに、「もし尾上が活躍できなかったら、その原因は組織にある。だから、なんでも言って欲しい」という言葉には救われましたね。せっかく採用してもらったからにはがんばって結果を出さないと、と張り詰めていた気持ちが楽になりました。

最上私もチームメンバーに寄り添うことは大事にしています。そのなかでとくに意識しているのは、本人のありたい姿を把握し、その実現のためにサポートをすることです。
また、細かいですが、感謝の気持ちをこまめに伝えることも意識しています。ちょっとしたことも見逃さず、直接「ありがとう!」と伝えたり、チャットツールでメッセージを送ったりして、「あなたのおかげでチームが助かっています」と何度でも伝えるようにしています。

ライトフライヤースタジオならではのマネージャーの魅力と今後の展望

── ライトフライヤースタジオにてマネージャーとして働くなか、どんなことをやりがいに感じるのでしょうか?

最上広い視点で物事を見られるようになることです。
マネージャーになる前は、新機能実装やタイトルリリースのスケジュール感で仕事をしており、せいぜい数ヶ月先までの見通ししかもてていませんでした。しかし、マネージャーになったことで年間単位でのスケジュール作成や今後の構想に触れる機会が増え、そのぶん見える世界が広がりました。
私は、新卒でライトフライヤースタジオに配属されて以来、ずっと目の前の仕事に向き合っており、もっと広い視野を手に入れたいと思っていました。マネージャーになったことで、少しずつ組織作りの面や上流工程からプロダクトに関わることが出来るようになり、大きなやりがいを感じます。

和田私は、チームメンバーから感謝をされたとき、やりがいを感じます。例えば最近は、とあるチームメンバーから作業上の問題点を聞き、その問題をエンジニアと連携し、推進することで解決できた、という出来事がありました。相談をしてくれた メンバーから「おかげでとてもやりやすくなりました」と言われ、非常にうれしかったのを覚えています。そういった改善を重ね、チーム全体を良くしていくことにもやりがいを感じます。

尾上私は、関わるチームメンバーそれぞれのバックグラウンドについて、会話を通して知れることにやりがいを感じます。
今はシニアマネージャーという立場で50名ほどのチームメンバーと関わりながら仕事をしており、それほど多くの人の人生に触れられること自体に「なんて面白い仕事なんだ」と思いながら日々を過ごしていますね。
私が関わることで、チームメンバーが少しでも、「ライトフライヤースタジオに来てよかった」「ライトフライヤースタジオでの経験のおかげで今がある」と思ってもらうために、一人ひとりに寄り添って仕事をしています。

── 最後に、マネージャーとして今後チャレンジしていきたいことを教えてください。

尾上私が見ているのはゲームデザインチームですが、その枠組みを超え、同じタイトルに携わっている200名以上のメンバーに対しても貢献できるようになりたいと考えています。そのために、大規模なチームをどうすればもっと良くできるのかを考え続け、できることを少しずつやっていきたいです。とくに、誰しもが 大なり小なり抱えているであろう不安に寄り添い、気持ちを軽くするサポートができると良いなと思っています。

最上私はまだマネージャーになって日が浅いので、まずはしっかり自分の役割を果たせるようになりたいです。各チームメンバーが一人で出せる力の上限が100だとすると、チームで一緒に働くことで120の力を出せる組織づくりが理想です。そのために、業務効率化や各チームメンバーのナレッジ共有に取り組めると良いのではと考えています。

和田私も、強い組織をつくることが直近の目標です。とくに、属人性を排除し、チームとして常にクオリティの高いものがつくり続けられる環境を整えたいと思っています。そのためには、それぞれのメンバーの「なぜその仕事をやるのか」について、共通認識をもてるようにすることが必要だと考えています。メンバー一人ひとりと向き合いながら、私自身も成長をし、理想のチームに近づけていきたいです。

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