中途社員2名に聞く、ライトフライヤースタジオを選んだ理由と入社後の実態【ベテラン編】

ライトフライヤースタジオでは、40代以上のプロフェッショナルが、新たな挑戦の環境としてジョインし、活躍しています。すでに別の環境でキャリアを積んだベテランが、まったく新しい環境でチャレンジを始めることは簡単ではありません。なぜ、新しい挑戦をライトフライヤースタジオで始めたのか。何を目指すのか。
今回は、40代​​でライトフライヤースタジオにジョインした中途社員2名(吉田、三輪)に、ライトフライヤースタジオへ転職した理由や入社して感じた率直な感想、これからの目標などを聞いてみました。

吉田 和弘
スタジオ本部 第2スタジオ部 Art1グループ Art1チーム

株式会社コーエーテクモゲームスに入社し、約20年勤める。キャラクターのイラスト制作、ソーシャルゲームのアートディレクター、UIデザインなどを経験。2023年より、ライトフライヤースタジオへ。現在は、『ヘブンバーンズレッド』2Dアートチームのマネージャーとして、チームマネジメントと2Dアートの進行管理を担当する。

三輪 喜由
スタジオ本部 第3スタジオ部 Engineering1チーム

新卒で株式会社アトラスにプログラマーとして入社し、約20年勤める。長年にわたって人気タイトルの制作チームに所属し、メインプログラマー、ディレクターを経験。2023年より、ライトフライヤースタジオへ。現在は、新規プロジェクトを担当する。

ライトフライヤースタジオが発信するメッセージに共感

── まずは、転職のきっかけを教えてください。

三輪簡単にいうと、新しい環境で挑戦をしたいという気持ちが大きくなったからです。ディレクターを任され、上流工程の仕事を経験させていただいたりと、前職でできることはある程度やり尽くしたかなと思い、最終的には転職を決めました。

吉田私も新しい挑戦の場所を求めて、という気持ちが大きかったです。ある程度、プレイヤーとしての仕事をやり尽くし、次のキャリアを模索するなかで、このままずっと会社に残り続けるのもいいですが、外の世界を見てみることもありかなと思ったのです。
とはいえ、どうしても辞めたいと思うような、大きな不満があったわけではありません。勤め続ける選択肢もありました。ただ、このまま残って働くのか、環境を変えるのかを判断するためにも、転職を視野に入れて行動を始めることにしたのです。

── なぜ、数あるゲーム会社のなかからライトフライヤースタジオを選んだのでしょうか?

三輪ライトフライヤースタジオがどのような会社で、何を目指しているのか、というメッセージがしっかり打ち出されていることが大きかったです。
私は転職活動中、各社が打ち出しているメッセージに気をつけて見ていました。その会社の内情については、入社してみない事には判らない訳ですが、打ち出しているメッセージについては「公表」しているものですし、目指すべき理想を掲げているのか、経営理念的なものなのかなど読み取れる事は多いかと思います。いくつかの会社を見るなかで、ライトフライヤースタジオは、自社のゲームづくりに対するスタンスを明確に発信しており、各タイトルがその考え方に紐付いてつくられているなと感じました。

── とくに印象的だったメッセージはありますか?

三輪メッセージそのものもですが、体系的に整理されていることが私にとってはポジティブな印象でした。
グリーが掲げるミッション「インターネットを通じて、世界をより良くする。」が根幹にあって、そのミッションから、ライトフライヤースタジオが発信する「新しい驚きを、世界中の人へ。」というメッセージにブレイクダウンされていて、グループ会社のあるべき構造として美しさを感じましたね。

吉田私も会社の考え方には注目していて、とくに3Rと呼ばれるバリューは、魅力的でした。
「RESPECT」互いを尊重し、わかりあう。
「RETRY」挑戦する、何度でも。
「REFLECT」内省を経て、より高みへ。
最初に「RESPECT」をもってくる会社は珍しく、私もお互いを尊重し合う環境で働きたいと思わされましたね。

── なるほど、よくわかりました。先程も少し触れていただきましたが、吉田さんがライトフライヤースタジオを選んだ理由について教えてください。

吉田ライトフライヤースタジオの代表的なタイトルの一つである『ヘブンバーンズレッド』(以下、『ヘブバン』)が好きだったことが大きかったです。どうせ転職するならば自分の好きなゲーム作りに携わりたいという気持ちがありましたね。

── ちなみに『ヘブバン』のとくにどこが好きなのでしょうか?

吉田とにかく細やかにつくりこんでいるところです。微妙な違いの選択肢がいくつも用意されていて、しかも普通は選ばないルートに進んでも、その先の絵が用意されています。アートとして「こんなところまでコストをかけるのか」と驚いたのを覚えています。

── 最終的に入社の決め手になったのは何だったのでしょうか?

吉田役職が上の人たちとの距離の近さだったのかなと思います。面接の際、社長と執行役員の方と、面接時間がオーバーするほどゲーム開発の話で盛り上がり、それが非常に楽しかったのです。
私が勤めていた企業は組織体制ができあがっており、経営陣が現場に来ることはほとんどありませんでした。私にとっては、社長をはじめとした役員の人たちは、直接話ができない、雲の上の存在のような気がしていました。そのような人たちとフランクにコミュニケーションがとれることは新鮮で、ここで働いてみたいと思ったのです。

風通しが良く、経営メンバーともフラットに会話ができる環境

── 実際に入社してみて、入社前後でギャップを感じることはありますか?

吉田風通しの良さは予想以上でした。ライトフライヤースタジオでは、役職が上の人からトップダウンで何かを指示されることはありません。社長が開発現場にいることも多いので、会話がしやすく、自分の考えも伝えやすいです。

三輪同感です。不意に社長が自分たちと同じレイヤーの会議室を利用していたりする事が普通にあり、最初は驚きましたね。経営層や役職者の多くがゲーム制作の比較的近いところに関わっているのを感じます。だからこそ、役職関係なく、フラットなコミュニケーションをとってもらえるのかなと思っています。

吉田開発期間を十分にとれることも助かっています。
制作現場では時折り、リリースに間に合わせるために、厳しい納期で進行せざるを得ない状況があります。ライトフライヤースタジオでは制作に必要な期間をしっかり相談できるので、そのような状況に陥ることがありません。そのおかげで健全に仕事ができ、一切の妥協なく質を追求できます。

── 前職での経歴が長いなか、ライトフライヤースタジオにはスムーズに馴染めたのでしょうか?

吉田会社が変われど、ゲームづくりという点では同じなので、そこまで難しさを感じることはありませんでした。ただ、使っている用語やツールは違うので、それらに慣れるまでは必死でしたね。今は、マネージャーとしての業務に支障がないレベルまで、問題なく使いこなせています。

三輪私の場合、比較的ベテランばかりのプロジェクトに参加させてもらっているからか、馴染みやすいと感じています。また、入社理由で話した通り、私はグリーグループやライトフライヤースタジオの考え方が一貫しているところに惹かれていましたが、その考え方が開発現場にまで浸透していたことも、すぐに馴染めた理由だったのかなと思います。進め方や意思決定の方向性について、疑問を感じることがなく、仕事がしやすいです。

長いキャリアのなか、モチベーションを維持し続けるため外の世界を見る

── 最後に、今後の展望について教えてください。

三輪私の経験を棚卸ししつつ、活用しやすい形にして貢献出来ればと思っています。
私は20年以上コンソールゲーム会社に在籍しており、幸せなことに人気IPといって頂けるRPG制作に携わる事が出来ました。そのような私の経験をうまく活用し、ライトフライヤースタジオでも活躍できればと思っています。
キャリア的な目標はあえて設けていません。自分でガツガツつくることは経験したので、メンバーがよりモチベーション高く、切磋琢磨しやすい環境の構築に貢献出来ればと考えています。ゲームづくりは1人ではできません。多くの人が関わりながら一つの作品を完成させることが、この仕事の醍醐味でもあると思っています。誰もがストレスなく前向きに働ける環境をつくり、若手メンバーの育成にもつながるといいなと思っています。

吉田同感です。私はアートチームの回復役「ヒーラー」のようなポジションになりたいと思っています。
良いものを生み出そうとすると、互いの情熱がぶつかり合い、ときにはメンバー同士で摩擦が起こってしまうこともあります。そのような状況をケアし、どのメンバーも気持ち良く自分の仕事に全力で向き合えるような関係を整えたいのです。そのために、個人的にカウンセラーの勉強も始めています。最前線で戦い続ける、最高のアート集団をつくりたいです。

── 転職を考えている同世代の方へメッセージをお願いできますか?

三輪実際に転職するかどうかはさておき、外の世界を見ておくのは大事だと思います。他社や業界のことを知れば、今働いている会社を客観的に見れるようになります。そのうえで目の前の仕事を捉え直すことで、よりポジティブに選択肢を選ぶことが出来るのではないでしょうか。

吉田よくわかります。我々のように、それなりのキャリアを重ねた人のなかには、自分の現状について「本当にこのままでいいのか」と迷っている方もいると思います。しかし、立場や家庭の事情もあって、若いときのように飛び出すのは難しいものです。そのようなときは、一度会社の外にある世界を見ることで、自分の現在地を知ることもできますし、選択肢が広がることもあると思います。私自身は、これから先も続く社会人人生ですが、自分の理想とするキャリアを築くため、ライトフライヤースタジオで新しい挑戦を繰り返していければと思います。

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