クリエイターであることを諦めなくて良い。ライトフライヤースタジオのマネージャーとしてのやりがい【Art部編】

マネージャーになると現場の仕事から離れなければいけない...。
こうした不安のために、昇進を断った経験がある方もいるのではないでしょうか。

一方ライトフライヤースタジオでは、多くのマネジメントメンバーがクリエイター魂を持ち続けながら日々の仕事に励んでいます。

そこで今回は、Art部のマネジメント陣3名にインタビューし、その実態を紐解くことにしました。
日々心がけていることやマネージャー就任時のエピソードなども交えつつ、マネージャーとしてのキャリアを考えている方へ、ライトフライヤースタジオでの活躍を想像していただける内容をお届けできればと思います。

山本 祐
Wright Flyer Studios本部 / Art部 副部長 兼 Art部 / Art 4グループ シニアマネージャー

複数企業でコンシューマー、スマホゲームの開発に携わり、プロデューサー、ADを経験し2017年にライトフライヤースタジオへ入社。ゲーム業界約20年の経験をもとに『転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚(まおりゅう)(配信:株式会社バンダイナムコエンターテインメント)』ではキャラ関連の初期設計を担当し、2018年3月からマネージャーへ。その後、シニアマネージャーを経て、2022年9月に副部長へ就任。

金子亜美
Wright Flyer Studios本部 / Art部 Art 3グループ シニアマネージャー 兼 Art 3グループ / Art 4 チーム マネージャー

2014年に新卒入社。複数プロダクトでエフェクトデザイナーとしての経験を積み、2017年10月からは2Dアニメーションを担うVFXチームのマネージャーとして、演出のディレクションやクオリティ監修、UIアニメーションの制作などを実施。2019年10月よりシニアマネージャーに就任し、現在は40名のメンバーを率いながら、複数プロダクトの進行を管理。

澤木啓次
Wright Flyer Studios本部 / Art部 / Art 2グループ / Art 4 チーム マネージャー

ソーシャルゲーム会社のクリエイティブスタジオ長として、外注管理や予算管理、採用、新規事業の立ち上げの他に営業や制作など、幅広い業務に従事する。その後、2022年2月にライトフライヤースタジオに入社。2022年11月よりマネージャーに就き『ヘブンバーンズレッド』のエフェクトチーム6名ほどをマネジメント。外注管理や人員配置のほか、エフェクトの制作などもおこなう。

ゲームへの情熱と「RESPECT」精神に溢れたメンバー

── ライトフライヤースタジオにはどんなタイプのメンバーが多いですか?

澤木啓次(以下、澤木)入社して特に感じたのは、こだわりがあり熱量が高い人、自分の考えを論理的に述べる人が多いことです。一方で相手の意見もしっかりと受け止められるので、双方向のコミュニケーションが円滑だと思いました。

金子亜美(以下、金子)ゲーム開発への意欲が高い人も多いですよね。Art職であれば絵を描くことなど、得意分野を活かして開発に携わりながら、チームで良いものを作っていく意識の強さも感じられます。

そして自分の専門分野だけに偏らず、他の職種との意見交換も活発です。一人ひとりの意見を尊重する傾向にあるため、社内全体の風通しも良いんですね。この環境を魅力的に思い、入社してくれる方も多いです。

山本 祐(以下、山本)澤木さんと金子さんが言っている内容に関連しますが、新卒も含め、コミュニケーションをしっかりとれるメンバーが多い印象です。ゲームへの情熱がゆえに、議論が盛り上がることも多いですが、それもちゃんと自分たちで着地させられる。会社のVALUEである3R(RESPECT / RETRY / REFLECT)の精神が本当の意味で根付いている様子が、普段から見て取れます。

澤木正直自分は入社したてのころ、周囲に認めてもらえるか、自分の意見を尊重してもらえるか不安でした。でも実際は、感謝の言葉が日常的に飛び交い、入ったばかりの自分の言葉にも耳を傾けてくれる。本当に良いディスカッションができていると感じています。

── マネージャーにはどんな人がいますか?

金子ゲーム制作が好きな人が多いので、やはりみなさん熱量は高いですよね。

山本あと、周囲を立てて、学ぶ姿勢を忘れないような謙虚さを強く感じます。
例えば柳原社長。自分が入社した直後は部長だったんですが、新参者の自分にも敬意を払って接してくれたことが印象的でした。相手を理解しようとするコミュニケーションそのもので、上の立場の方が率先して3Rを体現している姿に驚きました。

そしてその姿勢が、社内のメンバーにしっかりと伝えられている。金子さんはまさに、柳原社長から学んだのだと分かる、お手本のようなマネージャーなんです。その金子さんを見て、金子さんの思考や行動から学び、リードがどんどん育っているので、すごく素敵な循環だと思います。

金子ありがとうございます(笑)。確かに、柳原社長からは多くのことを学びました。

澤木他にも、マネージャー同士で学び合っているのも、ライトフライヤースタジオの特長ですよね。

山本そうですね。例えば、合宿と銘打って反省や次期に向けての情報の出し合い、整理をすることもあるのですが、そこでも意見交換が活発におこなわれています。みなさん、日頃からマネジメントへの向上心が強いんですね。

クリエイター魂を持ち続けられる。ライトフライヤースタジオならではのマネージャーの魅力

── 最初にマネージャーを打診されたときの心境はどうでしたか?

金子率直に嬉しかったです。リードとしてチームをまとめている中で、チーム単位で良いアウトプットができる過程がすごく面白かったので、マネージャーをやりたい気持ちは元々ありました。当時の上長から話をいただき、受けることにしたんです。

リードからさらに視座を高めて、マネージャーへスライドしていくような流れだったので、大きなギャップもなく進行できた記憶があります。

澤木自分は面接時からマネージャーに挑戦したいと話していたので、マネージャーを視野に入れた採用であるとは伝えてもらっていました。入社後も、直属の上司や部長にもよく相談していたので、それが叶って本当に嬉しかったです。

山本自分も前職で部長職だったので、面接の段階で「1年以内にマネージャーになるつもりで来てほしい」とアナウンスされていました。ただ入社して3カ月後に話が来たので、あまりに早いなと(笑)。会社のノウハウや雰囲気を掴んでいる途中でマネージャーになっても周囲に迷惑をかけるだろうから、1年後ぐらいまで待ってほしいと伝えたんです。

しかし、面接も担当してくれた当時の部長とシニアマネージャーが、その点はフォローするので問題ないこと、この数カ月間の正当な評価として受け取ってほしいと話してくれました。それであれば喜んで受けようと、決心したんです。

── マネジメントする上で心がけていることはありますか?

山本コミュニケーションを重ねることです。1on1を隔週程度でおこない、気になったことがあったら臨時で機会をつくる。基本的には30分単位での1on1ですが、メンバーの顔色や内容によっては何時間も話します。

今はシニアマネージャーや副部長の立場になったため、その役割の大半をマネージャーに任せていますが、新しい方への1on1は必ずおこないますし、メンバーの違和感は逃さず、マネージャーと連携をとって動いています。またリモートワークが進んでから、チャットの文体や日報のコメントから見える変化にも目を光らせていますね。

── そんなところにまで目を配っているんですね。

山本チームのためを考えたらそこまでやりたいですし、日常の些細なズレが後々大きな問題を起こしますからね。リモートワークだと特に、1人で抱え込んでしまう人もいるでしょう。誰かが見ている、気にしていると伝わるだけでも違うかなと思い、相談しやすい状況を意識しています。

澤木私はできるだけ楽しく、そして何より納得感を持って働いてほしいという想いで、物事を曖昧にせず判断するよう心がけています。信念を持っているメンバーばかりなので、意見交換した上でお互いが納得できる進め方を目指しています。

金子私はチームのみんなに、やりがいを持って楽しく仕事してほしいので、1on1やマネージャーからの報告を通して、各々が普段どんな様子で働いているのか確認するようにしています。

もしも暗い気持ちやマイナスな感情を持ち続けていたら、アウトプットにも影響が出てしまいます。こうした悪循環を防ぐためにも、楽しく仕事できているかは大事にしたい。

また今の仕事を成し遂げた先に、本人の目指すキャリアにつながるかという長期的な目線も踏まえて、モチベーションを高く保てる環境づくりも念頭に置いています。

── ライトフライヤースタジオでマネージャーをする魅力や難しさはどのようなところにありますか?

金子自分1人では成し遂げられないことを、チームで協力して成し遂げられる点は大きな魅力です。それを自分がファシリテートし、成功に導くことで大きな達成感も生まれます。

ファシリテートでの責任を持っているので、自分の弱い部分は見せづらくなりますが、逆にセルフコントロールの精度が高まってきたと思います。無理をするわけではなく、気持ちや業務をより管理できるようになり、自分の弱さをカバーしていく。そのためか、マネージャーになってから、よりポジティブな思考を持てるようになりました。

澤木メンバーのパフォーマンスを引き上げ、クオリティの高いものを生み出せる点はやりがいを感じますよね。『ヘブンバーンズレッド』のエフェクトでも、チームメンバーの意向を考慮しながら担当を決めていますが、その結果新しい考えや品質の高いものを生み出し、チームやプロジェクトに良い影響を与えられたときはマネージャーとしてのやりがいを感じます。

難しいところは、納得感を共有することや、判断の理由を明確にする点です。なぜこの業務を任せたのかを曖昧に伝えたり、感覚だけで判断してしまったりすると、本人も納得感が得られず、アウトプットに悪影響を及ぼしかねません。全員が気持ち良くプロジェクトを推進していくためにも、その判断や意図の伝え方は工夫しています。

山本自分はこれまでもマネジメントや役職のある立場を経験してきたのですが、ライトフライヤースタジオなら、マネジメントする立場になってもクリエイターであることを諦めなくて良い。本当の意味でプレイングマネージャーでいられるところが、この会社でのマネージャー職の醍醐味だと思っています。

例えばマネジメントの比重が高くなり、クリエイティブに割ける時間が減少してしまった場合、会社によっては、クリエイターとしての評価が下がったり、両方を担えていないと受け取られたりするケースもあるでしょう。しかしライトフライヤースタジオでは、マネジメントもスキルのひとつだと捉えられているので、そういった齟齬も生まれません。

実は以前、クリエイティブを諦めなければならないと考えていたことがありました。
あるとき、会議で「全部の時間をマネジメントに注いで乗り切ります」といった発言をしたんです。すると後で上長から個別に「本当にそうしたいなら止めませんが、立場を気にしてクリエイティブを諦めようとしているなら、その必要はないですよ」とメッセージが来ました。

── 山本さんのことを気にかけていたのですね。

山本権限も含めてシニアマネージャーを任せているんだから、自身もクリエイティブに関われるような組織環境をつくった方が良い、つくりたい気持ちを我慢する必要はない、とも言ってくれて。もし1人でできないなら相談してほしいとの言葉も添えられていました。

そのとき、この会社は本当にクリエイターの魂を捨てずに済むところなんだと気付かされました。そして改めて、気にかけてくれる人がいる、マネージャーへの理解がある人たちがたくさんいる環境なんだと実感した瞬間でもあります。

誰もが目指せる、マネージャーという未来

── マネージャーとして取り組んでいきたいことがあれば教えてください

山本この数年は組織づくりに注力していたので、次はマネージャー育成の役割を担いたいです。適性がある方にマネージャーをしてもらうだけでなく、マネージャーがキャリアの選択肢にあることを全員に示し、興味を持ってもらいたい。

例えば「マネージャー研修」というと、どこの会社でもマネージャーになってから受講するはずです。しかし、あえてマネージャーになる前から希望者を集めて、マネージャーとしての考え方や、役割における意識の持ち方を知ってもらう研修をおこないたい。その後、マネージャーにならなくてもその考え方は仕事に活かせるので、良い影響ばかりだと思うんです。

澤木私は、自分もメンバーも楽しみながら仕事をし、大きな成果を出すことが使命だと考えています。今後も、熱量の高いメンバーが気軽に情報交換できる環境づくりを目指し続けたいです。

金子プロジェクトを成功させて組織を大きくしていくために、リードやマネージャーを増やしていきたいです。

制作に関わるクリエイターは特に、自分の仕事の延長にマネージャーの道があるイメージが湧かないかもしれません。でもライトフライヤースタジオなら、マネジメントに特化している人もいる一方で、制作業務を続けたままマネージャーになっている人も多い。リードやマネージャーは、みなさんが想像しているよりももっと身近な立場だと知ってもらい、興味を持ってもらえたら嬉しいですね。

── ライトフライヤースタジオのマネージャーとして、必要な素養を教えてください。

山本ライトフライヤースタジオが3Rに掲げているうちの「RESPECT(互いを尊重し、わかり合う。)」の部分を特に意識できる方はマネージャーに適していると思います。マネージャー=偉い人、というわけではない。あくまでマネジメント、プレイヤーとしてのスペシャリストという、それぞれのスキルの違いだと認識しているならマッチするはずです。

澤木たしかに、マネジメントもスキルのひとつと捉えている方にはぴったりですね。共感できる方はぜひ面談などでカジュアルにお話ししたいです。

── では最後に、マネージャー職に興味がある方へメッセージをお願いします。

金子マネージャーにつながる仕事を、自分なりに見つけてもらいたいです。例えば新人のメンバーにレクチャーするところからでも良いのですが、一つひとつ積み重ねていくことで、自分が本当にマネージャーをやりたいのか考える機会になるはずです。その経験があれば、上長にキャリアの展望を具体的に話せるようにもなるでしょう。

積極的に今後のキャリアを話してくれると、こちらもそれを汲んで様々な機会をつくれるので、まずは等身大で、できる仕事からはじめてもらえたらと思います。

山本マネジメントに対して理解と意識の高い職場ですので、マネージャーに挑戦したいものの、今の職場では難しい方、現在マネージャーとして悩みを抱えている方は、環境を変えて私たちと一緒に働く未来を考えてもらいたいです。

ライトフライヤースタジオでは「RESPECT」を胸に、プレイヤーとしてのスペシャリストの道も、マネジメントを含めた道も、全員と向き合って考えます。どの道を選んでも学びながら成長できる環境ですので、そこを魅力に思ってくださる方には、ぜひ検討していただきたいですね。

またライトフライヤースタジオには熱量の高い若手が多いです。以前は2DのArt職を担っていた人が、社内で3Dにジョブチェンジするケースも珍しくありません。新しい領域に興味を持って挑戦する人ばかりなので、そういったメンバーの成長のきっかけを見出したり、自分の知見を伝えたい方が輝ける現場です。

何よりみなさん自走力があるので、手取り足取りというよりも、ヒントを一緒に導き出すことでぐんぐん成長してくれますし、逆にこちらもその勢いに触発されるため、マネージャーとしてのやりがいも大きいです。

澤木ライトフライヤースタジオには経験豊富なメンバーや様々なタイプのマネージャーがいるので、新しい発見や学びが多く、周囲のサポートも手厚い環境です。だからマネージャーを目指す方にとって、刺激的かつ安心できるフィールドだと思うんですよね。

実際、私はマネージャーに就任したばかりですが、最近では自分の色を出しつつメンバーとチームビルディングができてきて、やりがいを感じています。

そのため、もし今マネージャーに挑戦したい、成長したいと思っている方は、躊躇わずにまずは挑戦いただきたいです。

ライトフライヤースタジオでは一緒に働く仲間を募集しています

同じカテゴリーの記事