リリース3ヶ月でコラボカフェ!? 異例のスピードで開催された『ヘブンバーンズレッド』カフェの舞台裏

こんにちは、株式会社WFSです。私たちは日頃『アナザーエデン 時空を超える猫』『消滅都市』などのゲームを開発しています。ゲームの開発を通して、心躍る新たな体験を多くの方にお届けしたいと考えています。

そんな私たちはゲームを製作するばかりではなく、ゲームを起点としたゲーム外に広げていくプロジェクトも展開しています。そのうちの一つが、今回開催したコラボカフェ企画です。

2022年2月10日のリリースから3日で100万ダウンロードを達成し、注目を集めているライトフライヤースタジオ × Keyが贈るAndroid/iOS用ドラマチックRPG『ヘブンバーンズレッド』(以下『ヘブバン』)のコラボカフェを開催。5月19日から46日間、東京・大阪での同時開催を実現しました。
https://heavenburnsred-cafe.jp/

リリースからたったの3ヶ月でコラボカフェを実施できたスピード感や、今回のコラボカフェに込めたこだわりはライトフライヤースタジオならではのもの。この記事ではそうしたコラボカフェの背景を、企画を推進した山田と共に振り返ります。

コラボカフェ開催にあたって重視した2つのこと

── リリースから約3ヶ月というスピードでのコラボカフェ開催にあたって、特に意識して検討した点や見どころを伺えますか?

山田今回は大きく2点を意識して準備しました。それは「装飾」と「メニュー」です。どれもお客様に喜んでいただけるように考えてきたものなので、これらについてお話します。
まず、装飾について。「コラボカフェ」は世の中に多く開催されていますが、その表現方法はカフェによってさまざまとなります。
今回の開催にあたっては、お客様を迎え入れる装飾面から驚きを届けたいという想いで向き合いました。
壁のラッピングはスペースの一面を使って配置し、カフェ店内に足を踏み入れる前の外観や階段部分にまで装飾を広げていただいています。

また、お客様が食事をされるテーブルにも一つ残らずラッピングを施すことで、どこから写真を撮影しても作品の世界観がしっかりと描かれるようなものを目指しました。

次に、メニューです。こちらも作品らしさをしっかりとお届けできるように、ゲームを日頃楽しんでくださっているお客様の心に残ってほしいと思うメニューを開発しました。「刀削麺」は「茅森 月歌」が作品内で頻繁に刀削麺について語ることから開発したコラボメニューです。

今回ご一緒させていただくコラボカフェでは、これまで刀削麺を取り扱ったことが無かったので苦労をおかけしましたが、麺の硬さやスープの味わい、提供スピードなどを何度も話し合いすばらしい形に仕上げていただけました。

また、デザートメニューとしてご用意させていただいた「謎の生命体モンブラン」は見た目のインパクトが大きいメニューです。こちらも作中に登場する「キャンサー」を模したもので、見た目とは裏腹にすごくおいしいというギャップも楽しんでいただけるかと思います。

「31Aランチプレート」は作中で「茅森 月歌」が選択肢を選ぶかのようにメニューを組み合わせていただくという体験を届けたくて開発したメニューです。お客様にもゲームを楽しんでいるような感覚でカフェを楽しんでもらえたらと考えました。

タイトルヒットにより徹底的にこだわり抜いたカフェの実現が可能に

── 装飾は作品の世界観をとことん味わっていただくための、メニューはまるで作品の中に入り込んだかのような体験を楽しんでいただくためと、本当に工夫を盛り込んでいますね。グッズについても教えていただけますか?

山田グッズもお客様に喜んでいただきたいという思いで開発しまして、今回のコラボカフェのために描き下ろしたミニキャライラストを使用したグッズをご用意させていただきました。
タイトなスケジュール進行ではありましたが、パートナー企業様のご協力もあり、アクリルコースター・トートバッグ、マグカップなどのアイテムを発売させていただいております。ぜひファンの皆様に手にとっていただけたら嬉しいです。

── 二拠点での同時開催の他、これだけの意思を詰め込んだカフェとなると開催するだけでも大変なものではないかと思います。なぜこれほどのスピード感とクオリティで実現できたのでしょうか?

山田大きかったのは『ヘブバン』が2月のリリース以降とても大きな反響を呼んだという点だと思います。
おかげさまでリリース後、数多くの企業様からグッズ化やキャンペーン施策へのお問い合わせを頂戴しておりまして、コラボカフェについてもパートナー様から熱量の高いお声がけをいただくことができました。
開催する期間や場所など座組みの部分から、メニュー、装飾などクオリティの面でも妥協しないパートナー様とご一緒できたことが今回の施策を実現できた要因だと思います。

「やりたい」が叶えられる環境がここにはある

── こういったコラボカフェの実施などを通して感じるライトフライヤースタジオの仕事の面白さを教えていただけますか?

山田ライトフライヤースタジオは自分がやりたいと手を挙げて、多くのことを実現できる環境だと思います。今回のコラボカフェもまさしくそういった風潮を感じる事例の一つでした。任せてもらえる仕事の幅が広く、かつ、そういった仕事に手を貸してくれる心強い仲間も多い。この環境の中で仕事をできることにやりがいを感じています。
また、『ヘブバン』のような多くのお客様に愛される作品を作ってお届けすることができるのもライトフライヤースタジオならではのもの。自分たちでゼロからタイトルを産み出していくという志を持った仲間と取り組む仕事は面白いですね。
今後も『ヘブバン』を多くの方にお届けするべく邁進していきますので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。