柔軟に自分を変化させながら、0から1を生み出す現場に立つ。

プロデューサー/ディレクター
渡邊 匡志

面白法人カヤックでコンテンツ開発に5年間従事し、2012年にグリー入社。聖戦ケルベロスや探検ドリランドのエンジニアを経て、2015年にGREE VR Studioの立ち上げに参画。複数のVRプロジェクトをリード。(2021年4月現在、REALITY株式会社に所属)

現在の担当プロジェクトとそこでの役割は?

「釣り★スタVR」を主とした自社タイトルのプロジェクトを担当しています。
プロデューサーとして商品コンセプトを決めたり、予算に合わせてクリエイターを集めたり、リスクヘッジをしたり。
ディレクターとして現場に入り、開発メンバー全員と向き合って、スケジュールと品質を担保できるように運営したり。
エンジニアとして遊びのコアが分かるプロトタイプを企画して実装し、計画を立ててプロジェクト化したり。
プロジェクトの状況によって、役割を変化させています。

普段の仕事内容を教えてください

ゲーム制作に関わるクリエイターの創意工夫をできるだけプロダクトに反映して届けられるように、立ち回っています。
システム側でクライアントやサーバーのアプリを実装していることもあれば、企画側で資料やデータを作っていたり、マーケティングやローカライズなどパブリッシングの調整をしたり、イベント会場の設計や運営をしたり、役割は様々です。
0から1を生み出す現場にいることが多いです。

仕事をする上で大切にしていることは?

VR/ARの分野は変化が激しく、新しい技術やトレンドのキャッチアップは必須です。新しいハードウェアの調達はもちろん、プラットフォームやゲームエンジンの最新のフューチャーは必ず試します。
VR/ARのアクティビティやイベントなどには積極的に参加し、自分だったらどう提供するかを常に問うようにしています。それらのインプットを社内のクリエイターに共有し、実践できるように啓蒙しています。
発展途上のハードウェアやアーリーステージにあるプラットフォームの制約の中でも、ソフトウェアの創意工夫で多くの人が体験してみたいと思えるプロダクトは作れると信じて、ものづくりをしています。

これまで仕事で経験した辛かったことは?
それをどう乗り越えましたか?

VR元年といわれる2016年以前は、公式にサポート対応しているハンドコントローラが無かったため、インタラクティブなプロダクトを作る際に大きな制約がありました。プロダクトが完成してから、革新的なコントローラーが登場することがあり、嬉しさと悔しさの半分、一喜一憂することがありました。現状の制約をしっかりと理解して創意工夫しつつ、有力な入出力デバイスに上位互換として対応できるプランを企てるよう心がけています。

達成感を感じたのはどんなとき?

プロダクトを体験するお客さまの反応を、開発メンバーが目をキラキラさせて見ているとき。
お客さまからも開発メンバーからも、次回作を熱望されたとき。

あなたにとってWFSはどんな場所ですか?

優秀なクリエイターが集まるプラットフォーム。

今後の夢を教えてください

世界中にいる人々が、プロダクトを通して、VR/ARに日常的に触れる機会を増やしたいです。
オンラインプラットフォームかVR/ARのテーマパークか、どちらが先に浸透するかわかりませんが、どちらも手掛けていきたいです。


※WFSとはWright Flyer Studiosの略称です。
※GREE VR StudioとはVR市場に魅力的なコンテンツを提供するために設立されたグリー株式会社の新スタジオです。
GREE VR Studio公式サイト